九州の南、鹿児島県へ。雄大な桜島と黒豚。さらに薩摩富士、開聞岳へも。念願のJR最南端駅へも訪問します。春の鹿児島、1泊2日の旅です。
神戸→鹿児島、スカイマーク
神戸から鹿児島へは飛行機で移動します。新幹線でも行けますが、少し遠いんですよね。スカイマークなら、約1時間で新幹線よりも安く移動できます。
神戸空港へは市街地からクルマですぐ。神戸空港の駐車場は搭乗者向けの割引があるのでかなり安く停めることができます。今回は約38時間で1020円でした。ターミナルも小さくて歩く距離が少ない神戸空港。おすすめです。
利用したのはSKY131便。鹿児島空港到着は8:45です。
鹿児島の歴史を訪ねる旅
鹿児島空港へ到着。今回はレンタカーで移動します。鹿児島空港は市街地から遠いので、レンタカーがあるととても便利です。まずは空港近くの歴史ある駅舎、嘉例川駅を目指しましょう。
嘉例川駅
空港からクルマで15分くらい。肥薩線の秘境駅、嘉例川(かれいがわ)駅にやってきました。
かわいいネコちゃんがお出迎え。
県内最古の木造駅舎で、開業後120年近く経った現在も、当時の姿を残しています。登録有形文化財でもあり、九州の歴史が詰まった貴重な駅舎です。
ローカル線で運行本数は少ないのですが、今回はたまたま列車を2本も見ることができました。僕自身は2008年、2015年に続き3度目の訪問ですが、地元の霧島市によって駅前が整備されているのがわかりました。観光特急「はやとの風」に乗って向かうのがおすすめです。
仙巌園
空港からクルマで1時間弱。次は鹿児島市内からほど近い名勝、仙巌園に行きました。
薩摩藩を治めた島津家の別邸であり、美しい庭園が広がります。すぐ近くには錦江湾が広がり、その向こう側には雄大な桜島を望むことができます。
園内の茶店で、名物の「ぢゃんぼ餅」をいただきました。みたらし団子のような味付けで、お茶とともに楽しむことができます。
立派な建物が立ち並び、鮮やかな花々も随所に植えられています。
園内からは錦江湾沿いを走る日豊本線も。
幕末の薩摩の近代化の歴史を、肌で感じることができます。
鹿児島グルメ
鹿児島で食べたグルメたちをご紹介します。黒豚料理、地鶏、黒毛和牛などたくさんありますが、まずは鹿児島ラーメンから。
とろとろのチャーシュー、鹿児島ラーメン。
鹿児島市内有数の繁華街、天文館にやってきました。初日のお昼ごはんに食べたのは鹿児島ラーメン。とんこつラーメンですが、博多よりもあっさりしていて食べやすいのが特徴。
市内に数店あるラーメン店、「鹿児島ラーメン 豚とろ」。天文館通りにある本店に行きました。スープの中で強烈な存在感を示す大きなチャーシュー。意外と脂っこくなく、とろとろな食感を楽しむことができます。
鹿児島中央駅近くにもあるようなので鹿児島に行った際はぜひチャーシューを楽しんでみてください。
特大かき氷。名物「しろくま」
鹿児島で「しろくま」と言われたら。そう、かき氷です。元祖しろくまのお店、「天文館むじゃき」さんへ。
この特大かき氷、「レギュラー」サイズと「ベビー」サイズがありました。5人でレギュラーサイズを2つ注文しましたが、お昼ごはんすぐだったので少し多かったです。
黒豚と鹿児島の郷土料理
夜は地元の料亭へ。鹿児島名物の黒豚料理をいただきます。
これは「豚骨」という名前の郷土料理。同じとんこつでもスープではありません。骨付きあばら肉を味噌漬けにして作るそうです。
こちらは奄美の郷土料理、鶏飯(けいはん)。ごはんに鶏、錦糸卵、きざみのり、ネギなどをのせたあと、スープをかけていただきます。
他にもたくさんの郷土料理をいただきました。これぞ旅の醍醐味。
今日のお宿
鹿児島グルメをしっかり満喫したところで今日のホテルへ。市内中心部からクルマで10分ほど。「アートホテル鹿児島」に泊まります。港に面したところに建つホテルなので、オーシャンビューはもちろん、桜島ビューも楽しめます。
実はこのホテルの位置する鹿児島市鴨池新町付近は、1972年まで旧鹿児島空港があった場所。そのためか、近くのスーパーの名前は「スカイマーケット」となっていました。関係あるのでしょうか?
翌朝。外はあいにくの曇り空ですが、雲の隙間から噴煙をあげる桜島が見えました。
朝食はバイキング。またまた地元の郷土料理が楽しめます。朝から黒豚の鍋を食べ、鶏飯を食べ、大満足の朝食です。
いぶたまで最南端へ
旅は2日目。今日は鉄道で小旅行。指宿に行ってきます。
新幹線10周年
2011年に九州新幹線博多~新八代が開業。今年は九州新幹線全通10周年の記念の年です。
10周年記念の「流れ星新幹線」のポスターが駅に残っていました。
どうか、みんなの願いが叶いますように。
指宿のたまて箱
九州新幹線全通とともに誕生した指宿枕崎線のD&S列車、特急「指宿のたまて箱」に乗車。指宿駅までは約50分。D&S列車としてはかなり短い運行時間ですが、沿線の紹介などが行われます。
車両はもちろん、水戸岡鋭治さんデザイン。細部までこだわった水戸岡ワールドを楽しんでいたらあっという間に終点の指宿に到着。
最南端西大山駅
指宿駅から普通列車でさらに南へ。JR最南端の駅、西大山駅に。
日本最南端の駅としては、沖縄のゆいレール赤嶺駅が最南端ですが、こちらはモノレール。普通の鉄道としては西大山駅が日本最南端なのです。
薩摩富士の名を持つ開聞岳が目の前にそびえ立っています。黄色く塗られた丸ポストは幸せを呼ぶポストだそうです。
イーブイのマンホール
再びレンタカーで指宿市内へ。次はマンホール探しの旅です。
指宿市では、「イーブイ好き → いーぶいすき → いぶすき」と名前の語呂が似ているということから、人気ポケモンのイーブイを指宿市スポーツ・文化交流大使に任命し、2018年12月20日にイーブイのマンホールを指宿駅前に設置しました。
https://www.ibusuki.or.jp/news/2019/02/22/14826.html
なんという語呂合わせ!!というわけで、イーブイとその進化系のマンホール計9個をめぐる旅です。
指宿市内の観光地に設置されているので、イーブイを探しながら指宿観光も楽しめます。
ちなみに結果はこちら。9つすべてをめぐることができました。遠いところもあるのでレンタカー必須です。
最後に
1泊2日の鹿児島旅行。雄大な桜島と開聞岳を眺め、絶品郷土料理をいただき、鉄道小旅行にイーブイとの出会い。大満足の2日間でした。
この旅いいな!行ってみたい!と思ったそこのあなた。ぜひSNSでシェアしてくれると非常に嬉しいです。
それでは、また次の旅でお会いしましょう!
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