【神戸発】本州最南端、青春18きっぷで行く潮岬

島国の日本には東西南北、それぞれの島に端と呼ばれる場所があります。今回訪れるのは本州最南端、和歌山県の潮岬です。神戸から青春18きっぷを使い、日帰りで目指します。

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この旅の概要

・旅した日 : 2021年4月9日(金)
・日数 : 日帰り
・行き先 : 和歌山県串本町
・主な交通手段 : 青春18きっぷ
・目的 : 本州最南端訪問

阪和線&きのくに線をひたすら南へ!

僕が住む神戸からは、阪和線ときのくに線を利用してひたすら南下します。始発のJR神戸線でまずは大阪駅へ。

大阪→和歌山

大阪駅からは阪和線で。おなじみの紀州路快速ですが、こちらは朝に数本設定されている海南行き。珍しいですね。

大阪 6:06 → 和歌山 7:38 紀州路快速 海南行

朝ラッシュの紀州路快速。天王寺を過ぎれば座れると見込んでいたのですが甘かった。日根野を過ぎても乗客が減る気配は無く、1時間半立ちっぱなしで和歌山駅へ。

東岸和田から乗ってきた同行者と合流。和歌山駅でコンビニで食料と飲み物を調達し、きのくに線の長旅に備えます。

和歌山→白浜

快速が多数走る阪和線と打って変わって、きのくに線はローカル輸送がメイン。長距離輸送は特急くろしおが担っています。

新型車両に227系に乗って御坊駅へ。

和歌山 8:06 → 御坊 9:08 普通 御坊行

1時間で御坊駅に到着。紀州鉄道の車両が停まっていました。

2分の接続ですぐに次の列車が出発します。

御坊 9:10 → 紀伊田辺 9:51 普通 紀伊田辺行

紀伊田辺駅でも2分接続。18きっぷ利用者に優しいダイヤです。

紀伊田辺 9:53 → 串本 11:39 普通 新宮行

ついに最後の列車!太平洋を望みながらどんどん南を目指します。

白浜駅でしばし休憩

10:06、新宮行きの列車は白浜に到着。アドベンチャーワールドで有名な観光地です。

ここで列車は24分停車します。長距離鈍行列車によくあることなのですが、特急の待避や対向列車の待ち合わせ、ダイヤ乱れの防止などのために、主要駅で長時間停まることがあります。

青春18きっぷは途中下車も自由なので、せっかくなので改札を出てみましょう。

観光地とはいえ、町の中心部からは離れているので人はまばら。平日の昼のゆったりとした空気が流れています。

やはりパンダは大人気。

新宮行きのくろしお1号が停車。287系のパンダくろしお編成です。

10分後。こんどは上り新大阪行きのくろしお16号が到着。

こちらは283系の旧オーシャンアロー編成です。珍しい。

特急待避を終え、新宮行き普通列車が発車します。串本まではあと1時間。

本州最南端の駅、串本駅

11:39、本州最南端の駅、串本駅に到着です。

「最南端」の看板がたくさん。めっちゃ歓迎されてます。

駅舎にはマグロの実物大模型がいました。デカかった。

串本町にはロケット打ち上げ場が建設されているようです。宇宙兄弟のファンとして、まさかの出会い。

たまたま出会った聖火リレー

実はこの日、東京オリンピックの聖火リレーが和歌山県内で実施されていました。たまたま時間があったので、串本町の聖火リレーを見に行きました。

駅から10分くらいの公園。静かな町に突如現れる大音量の聖火リレー。少し異様な雰囲気でした。

王将でお腹を満たし、いよいよ最南端の地潮岬へ。駅前からバスが出ています。

ついに潮岬へ。

町のコミュニティーバスに揺られること20分。ついに今日の目的地に到着しました。

バスが到着したのは、「潮岬タワー」の下。そこから南は、芝生が広がる公園になっています。

ここが、本州最南端の地。この島の端っこです。目の前に広がるのは広い広い太平洋。日本に数多くある「端っこ」の地の中でも、ダントツに開放感のある場所ではないでしょうか。

ちなみに、さらに南に岩場が続いており、本当の最南端はおそらくここ。

ほかにも最南端を示すモニュメントなどがたくさん。ついに訪れたんだな、と実感させてくれました。

まわりも観光しよう!

南紀熊野ジオパークセンター

潮岬の周辺にはいくつか観光スポットがあります。近くを歩いていると真新しい建物が。「南紀熊野ジオパークセンター」とのこと。少しのぞいてみました。

南紀熊野ジオパークセンターについて | 南紀熊野ジオパーク
南紀熊野ジオパークセンターについて

入場は無料。南紀熊野の大地の成り立ちや大自然の偉大さ、火山の噴火や津波についての説明など、様々な展示がなされています。ボランティアの方によるガイドもあり、ガイドさんと話していたら帰りのバスの時間を逃してしまいました。ピンチ!

潮岬灯台

バスが来ないなら歩くしかない。徒歩52分とGoogleマップさん。お散歩気分で帰ることにします。

「田辺海上保安部管理」と書かれた物々しい看板。ここは潮岬灯台です。

「日本の灯台50選」に選ばれているそう。潮岬のシンボルです。

帰路、紀勢本線にて

潮岬から徒歩で約1時間。ようやく串本駅に戻ってきました。時刻は17時前。約5時間かけて大阪に戻ります。疲れていてほとんど写真もないので、乗った列車だけご紹介。

串本 16:54 → 紀伊田辺 18:16 普通 紀伊田辺行

紀伊田辺 18:22 → 御坊 19:14 普通 御坊行

御坊 19:16 → 和歌山 20:18 普通 和歌山行

和歌山20:28 → 大阪 21:59 紀州路快速 大阪行

行きと同様、紀勢本線は普通列車の接続が良いのでスムーズに帰ることができました。

最後に

今回は本州最南端、潮岬のご紹介でした。

実は僕自身、2011年に本州最北端、青森県の大間崎を訪れた経験があります。それから10年の時を経て、ついに最南端の地を踏むことができました。これでまた一つ、訪れたい場所に行くことができました。

では、また次の旅でお会いしましょう!

1ヶ月前にJR最南端の駅も訪れています。こちらもどうぞ!

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