神戸から四国へ。ジャンボフェリーと青春18きっぷを駆使してできるだけ安く高知を目指します。
南国の美食と四国山地の絶景を訪ねる1泊2日の旅です。47都道府県のうち未訪問の徳島県と高知県を訪問します。
この旅の概要
- 旅した日 : 2021年3月3日(水)~3月5日(金)
- 日数 : 1泊3日
- 行き先 : 徳島、高知
- 主な交通手段 : フェリー、鉄道
ジャンボフェリーで瀬戸内海横断
まずは四国へ上陸しなければなりません。関西から四国へは、
- 明石海峡大橋&大鳴門橋経由、高速バス
- 新幹線で岡山→瀬戸大橋
- 船
の3つくらい行き方があると思います。今回は、神戸港から高松東港まで、ジャンボフェリーの夜行便を使って向かいます。その理由は大きく分けて3つ。
- 安い (2300円/片道、U25割適用)
- 寝てる間に移動できる
- 早朝から行動できる
特に、早朝から行動できることが最大の決め手です。青春18きっぷを使うので、できるだけ始発から行動したいのです。
それでは深夜の船旅のはじまりです!
神戸三宮フェリーターミナル
まずは新港第3突堤にある神戸三宮フェリーターミナルへ。三宮からはバス、徒歩などでも向かえますが今回はシェアサイクルで。ちょっとした距離の移動に便利です。
ターミナルに着いたら乗船手続き。閑散期なので、なんと予約不要。思い立ったらすぐ行けますね!
あとは乗船開始時刻まで待合室で待ちます。空調も効いていて非常に快適ですが、ターミナル内にコンビニや売店はないので注意!徒歩3分くらいのところにデイリーヤマザキがあるのでそちらをどうぞ。
いざ乗船!
日付が変わって0時30分頃。いよいよ乗船開始です。ジャンボフェリーを使うのは2回目。座席エリアと雑魚寝エリアがあります。人通りを避けるため、最上階の雑魚寝エリアを確保しました。閑散期ということもありフロアの4分の1を独占できました。翌朝も早いので、すぐに寝ることにしましょう。
四国上陸、高松東港
早朝5時。フェリーは高松東港に着岸。あたりはまだ真っ暗。港からはJR高松駅まで無料の連絡バスが出ています。ありがたい。港から駅までの所要時間は15分ほどでした。
早朝、高松駅→阿波池田駅
朝5時半の高松駅。朝ごはんを食べないといけません。香川といえばもちろん、うどん。こんな早朝から食べれるのでしょうか??
讃岐名物、朝うどん
ここ讃岐の国には、「朝うどん」という文化があり、早朝からおいしいうどんをいただくことができます。今回は、高松駅前の小さなうどん屋さんに行きました。
コシのあるうどんに鶏天。シンプルなのにとてもおいしいうどんでした。
思い出の地、琴平
四国上陸後1本目の列車は、快速マリンライナー岡山行き。本州に戻ってしまいそうですが、途中の坂出駅で琴平行きに乗り換えます。
琴平駅は、中学1年生のときはじめて1人で青春18きっぷで来た駅。思い出の場所です。当時はスマホも持っていなかったのによく来れたなと思います。土讃線の電化区間はここまで。ディーゼルカーに乗り換え、四国山地へ突入していきます。
朝日を浴びる吉野川
峠を越えるとそこは徳島県。吉野川沿いの町、阿波池田へ向かうため、土讃線は山を一気に駆け下ります。特徴的な赤いトラス橋、三好大橋が見えたら阿波池田に到着です。
都道府県制覇の旅 #40 徳島
徳島県、初上陸。阿波池田駅では1時間ほど乗り換え待ちをして、さらに南を目指します。
秘境、大歩危
土讃線の旅を続けます。次の途中下車は四国山地の秘境、大歩危駅。きれいな川を眺めながら周辺をお散歩します。
秘境にも関わらず、土讃線は特急街道。特急南風、しまんとがかなりの本数で運転されています。
特急でワープ、大歩危→土佐山田
大歩危から先は普通列車もさらに少なくなるので、特急に乗ることにしました。青春18きっぷの旅とはいえ、短い区間で特急を利用するのはかなり効果的です。大歩危駅は無人駅なので、乗車券と特急券は事前に神戸で発券しておきました。
やってきたのはJR四国の誇る振り子車、2000系。実は直後のダイヤ改正で2000系は高知以北の運用から外れているので、貴重な乗車経験になりました。(快適すぎて寝ていましたが、、、)
高速化された三セク、土佐くろしお鉄道
土佐山田で再び普通列車に乗り、到着したのは後免駅。ここから、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に乗車します。
人生初、まさかの乗り遅れ!
土佐くろしお鉄道で利用するのは「ごめん・なはり線フリーきっぷ」。後免駅での乗り換え時間が短いのはわかっていたので、車内できっぷを購入する予定でした。しかし、少し余裕があったので後免駅の窓口できっぷを買っていたら…予定していた列車に置いていかれました。
自分の過失で旅行中に列車に置いていかれるのは人生初。次の列車は1時間後です。しかたがないので後免市内を散策することにします。
アンパンマンの町
アンパンマンの作者、やなせたかし先生のゆかりの地。商店街にはアンパンマンの石像がたくさん。大きなマスクを付けられていましたが。
さらに、ごめん・なはり線各駅には、やなせたかし先生デザインのオリジナルキャラクターが設定されています。かわいい。
広がる水平線、太平洋
ごめん・なはり線に乗りに来た理由は、太平洋を眺めるため。ところがあいにくの曇り空。乗り遅れにより途中下車の滞在時間もほぼナシ。どんよりとした太平洋を眺めるローカル線往復でした。
途中で出会ったタイガースラッピングの車両。2軍のキャンプ地が沿線の高知県安芸市だったそうです。これぞホンモノの阪神電車では?
南国、高知市
トラブルもありつつ、ようやく高知駅に到着。活気あふれる高知市内を観光します。後編はこちらです。高知市内のグルメを堪能します。後編もぜひどうぞ!
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